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西広島タイムスに掲載されました
のぞみ整形外科ヒロシマの古谷さんにお聞きしました。
Qよく子どもがケガをします。対策はありますか?
A新型コロナウイルスの影響により制限されていたスポーツ活動が、徐々に緩和・再開され、スポーツが身近になり嬉しく思います。
しかし、活動再開で怪我をして来院される子供達も増えています。「運動器検診」が学校で行われていますが、最近の子供達は姿勢や体力要素、身体の使い方を含め運動機能のバランスがとても悪くなっているように思います。
その大きな原因は「不活動」です。運動をしない子供達が増えていることも1つですが、意外に多いのは早期からの特定スポーツの専門化があります。運動はたくさんしているが、その競技ばかりしているというケースです。特定のスポーツではよく使う部位や体力要素がある一方、使わない所との差が大きくなります。その蓄積と身長の伸びなど身体の変化が合わせって不具合が出てくるのです。また、成長期の骨は軟骨部分が多く元々負荷に強くありません。同じようなストレスが加わり続けると怪我をしてしまいます。
子供の時期は身体を万遍なく使うことが障害予防にも将来的な競技力向上にも重要です。また、子供の障害は将来に影響を及ぼすこともあるため、痛みを伴う場合は無理をせず受診しましょう。