TREATMENT症状別診療項目

肩の症状

  • 肩関節の痛み

考えられる疾患

  • 肩関節周囲炎
  • 腱板損傷・断裂
  • 肩峰下インピンジメント症候群
  • 石灰沈着性腱板炎
  • 胸郭出口症候群
  • 野球肩
病態

関節を構成する骨、軟骨、靭帯や腱などの老化や動作不良、使い過ぎにて肩関節の周囲の組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)

治療方針

日常生活に支障があるくらいの痛みのある時期は、炎症を抑える注射や内服にて疼痛を早期に抑えます。徐々に疼痛の緩和とともに、ヒアルロン酸注射により関節の可動域向上や損傷した組織の修復を開始します。それと同時にリハビリを開始します。

当院でのリハビリテーション
徒手治療(運動器リハビリテーション)

痛みが生じた経緯や現在の症状などを評価し、疼痛や痺れの原因組織を以下の様に特定します

  • 肩上方の痛み(末梢神経、腱板筋、肩峰下滑液包など)
  • 肩前上方の痛み(腱板筋、上腕二頭筋長頭腱、前方靭帯系、関節唇など)
  • 肩外側の痛み(三角筋、三角筋下滑液、末梢神経など)
  • 肩後方の痛み(上腕三頭筋、背部の筋、後方関節包)

痛みの強い時期には、疼痛誘発動作を確認し、臥床時や座位時のポジショニングの指導や疼痛回避姿勢の指導などから行います。徐々に動かすことが出来るようになれば、固まっている関節や筋を緩めたり、弱っている筋に刺激を入れて、可動域の改善を図る治療を行います。必要であれば、姿勢の改善なども同時に行い、筋の活動性を高め、安定した肩関節を再構築する治療も行っていきます。

トレーニング

疼痛がある程度落ち着いてくると、再発予防や良い姿勢の維持、生活動作の改善・維持を目的に腱板の筋力強化、肩甲骨周囲の強化、脊柱、肩甲骨~肩関節周囲にかけてのストレッチなどを医療に特化したトレーナーが指導します。野球肩などの場合は、必要に応じて疼痛の再発を防ぐためにも投球動作なども確認して、適切な運動指導やトレーニングメニューの作成を行います。

物理療法(温熱療法、電気療法、牽引療法)

消炎鎮痛を目的に物理療法を徒手、トレーニングと併用して実施することがあります。
原因組織や疼痛の強さに応じて医師の指示で実施される物理療法が異なります。