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ほーぷだより第15号”認知症”

ほーぷだより第15号”認知症”

新年あけましておめでとうございます。本年ものぞみ整形外科を宜しくお願い致します。
新年最初のほーぷだよりは”認知症”についてです。

~認知症とは~
”一旦獲得された認知機能が脳の器質性疾患により、広範に遷延性に障害された状態”と定義されています。
物忘れにも下記のような違いがあります。

物忘れ 加齢 認知症

~接し方~
認知症の方に対して   
1.注意  2.叱責  3.命令  4.愚痴  5.嫌味
これらはNGです!!

●自尊心を傷つけいない、怒らない
●納得のいくように話す
●ペースは相手に合わせる
●話は単純、簡潔に
●近くできちんと正面から話す
●過去を回想することも大切
このような接し方が大切です。

~認知症と○○~
〈食への対策〉
●過剰摂取による肥満⇨茶碗の大きさを小ぶりにする
●同じものばかり食べる⇨視野が狭くなる為、他の者も見えるように目の前に置き換えてあげる
●書き込むように食べる⇨小皿を用意して何回かに分けて出す
●食べることに集中できない⇨歩き回って落ち着かないときは、しばらく様子を見て疲れてから座ってもらう

〈排泄への対策〉
●排泄日誌をつけて排尿パターンをつかみ、膀胱機能に問題がないことを確認する
●排尿日誌から推測できる排尿時間となったら、声かけをしてオムツが濡れていないか、本人に確認する
●濡れていなければ褒める。そしてトイレに誘導し、うまく排泄が出来れば褒める
●誘導拒否があれば、次に声掛けをする時間を告げて再度誘導し、トイレ誘導に応じてうまく出れば褒めます

睡眠への対策
●日中の覚醒レベルを上げる⇨昼寝は30分程度にする
●光刺激⇨暗いと不安で眠れない場合は、眠るまで少し明かりをつける
●体温調節⇨寝入りばなは体温が低下するため、電気毛布が高温のまま入眠しない。睡眠前に高温の風呂は避ける。

~認知症の予防~
加齢による老化は誰にも避けることはできません。。。
しかしながら生活習慣が原因で起こる病気を予防することが、認知症の予防となると言われています。
運動による身体の基本機能の維持や脳の働きを良くする方法などを取り入れて生活することで認知症を防ぐことができると言われています。

食事の一例(摂取すると認知症予防になるもの)
●抗酸化物質⇨お茶、野菜、果物、ワイン等
●EPA・DHA⇨魚を1日のうち1食
●葉酸⇨緑黄色野菜(ブロッコリー、ほうれん草等)

ほーぷだより第15号”認知症”