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のぞみイキイキ新聞 2023年7月号-のぞみ整形外科クリニック西条-
こまめに脱水症状のチェックを!
・脱水症とは?
水や電解質(塩分やカリウムなどのミネラル分)が体内から失われて足りない状態のことを言います。脱水症になると、血液量の減少、血圧の低下、体の栄養不足、老廃物の排出力低下などを引き起こし様々な症状が現れます。
・脱水症の原因
●水分摂取量の不足
体内に取り込んだ水分は、汗や尿となって体外へ排出されるため、その分補給する必要があります。しかし、何らかの原因により、摂取量が不足してしまい脱水症を生じます。
●水分喪失量の増加
体内に取り込む水分よりも排出量が多くなることが原因です。暑い日や運動後の発汗、嘔吐・下痢などにより大量の水分を消失することで脱水症を引き起こします
屋内でも発症リスクが高く、日常生活を送っているだけでも脱水になりやすいのは高齢者!
理由①体液をためるタンク(筋肉)が少ない。
理由②飲食料の減少。
理由③のどの渇き、暑さに気づきにくい。
体温の調節機能が未熟、背の低さから地面の熱で脱水になりやすいのは子供!
理由①成長期により多くの水分が必要かつ水分の出入りが激しい。
理由②体重に対しての不感蒸発が大人に比べて多い。
理由③汗をかく機能、腎機能が未熟
かんたん脱水症チェック!
・尿の色で脱水症状をチェック

・親指の爪を押す
親指の爪を押して、3秒で赤みが戻らなければ脱水の疑いあり!
・手の甲をつまむ
皮膚の水分が不足し、元に戻りにくくなります。3秒で戻らない場合、脱水症の疑いあり!
・手の温度チェック
手先の血管は細く、水分が不足すると血流が悪くなり、冷たくなります。
・舌の状態
口の中の乾燥、舌の赤みが強い、舌の表面の亀裂などがあると脱水の疑いあり!
脱水症状チェックリスト
脱水症状を疑った場合は下記の症状が無いかチェックしてみましょう
□唇や皮膚の乾燥
□頭がぼーっとする
□のどが渇く
□集中力の低下
□立ち眩み
□大量に汗をかく
□体重減少
□頭痛
□食欲低下
□悪心嘔吐
□下痢・便秘
□筋肉痛
□こむら返り
脱水症に気づいたら
①水分・塩分補給
市販の経口補水液には身体への水分吸収の早い電解質も含まれます。発汗・発熱を伴う際は電解質(ナトリウム・カリウム)も補いましょう。
②涼しい場所で休憩
高齢になるにつれ、身体機能が低下し温度変化を感じにくくなります。服装や寝具で調整を行い冷房を付け適度に室温を管理しましょう。
③重症の場合は救急車を呼ぶ・医療機関への受診を行いましょう
脱水症状は日ごろからの水分補給、健康管理で予防が出来るのでこれから暑い夏の時期には特に注意しながら過ごしていきましょう。
のぞみイキイキ新聞 2023年7月号-のぞみ整形外科クリニック西条-