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西広島タイムスに掲載されました

のぞみ整形外科ヒロシマの武田さんにお聞きしました。
Q 四十肩は放っておけば治りますか?
A 皆さんが四十肩、五十肩と呼んでいる疾患は総称して肩関節周囲炎と言われ、肩が炎症を起こしていたり炎症を超えて拘縮(関節が固まる)を起こしている状態を指します。放っておいたらいつの間にか治ったと言われる方もおられますが、ひどい方だと夜も眠れないほど痛んだり関節が動かなくなって手術をされるケースもあります。
肩は体の中で一番よく動く関節であり、あらゆる方向に動くからこそ痛めやすい関節とも言えます。良く動くわりに小さな筋肉がたくさんついた関節なので、大きな負荷がかかると痛めやすくなります。また肩は肩甲骨や肋骨の動きも合わさって複合的に動く関節なので、不良姿勢や肩こりで筋肉が硬くなっていると痛めやすくなります。
肩の痛みを治すには、どのような原因で痛めて今どのような治療が必要な時期なのか、しっかり判断してからアプローチすることが大切です。痛めてから時間が経つごとに二次的な障害(痛みをかばって他の所に痛みが出る、痛みの関節が固まる等)が生じる可能性もあります。肩の痛みや動きにくさを感じた際には早めにケアすることをお勧めします。