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プレスネット2020年7月号掲載「骨密度とは?」

骨粗鬆症の診断基準の一つとして骨密度があります。「骨密度」とは骨の強さを表す代表的な指標です。骨密度はYAM値(骨量が最大となる20~44歳と比較した値)で表され、YAM値が70%未満なら骨粗鬆症と診断されます。
骨密度の測定には色々な測定方法がありますが、現在はDXA(デキサ)法という測定方法が推奨されています。DXA法とは二種類のX線を当てることにより骨成分と他の成分を区別して測定する方法です。腰の骨(腰椎)と足のつけ根(大腿骨近位部)の二か所で測定します。
DXA法の特徴としては
●少ないX線で測定
●測定精度が高い
●短時間(5分程度)
などがあり、撮影台に寝て頂くだけで検査が終わります。
骨粗鬆症にはほとんど自覚症状がありません。そのため定期的に骨密度検査を受けることで、自分自身の骨の健康状態を数値で知ることができ、骨粗鬆症の早期発見につながります。