理事長ご挨拶MESSAGE

あなたの“のぞむもの”が、
私たちの“のぞむもの”になればいい。

医療法人社団 伯瑛会
理事長
金田 瑛司KANEDA EISHI

‘地域に寄り添う、心身の健康を育む場所を目指して’

のぞみ整形外科西条を開業したのは2004年のことです。多くの方々に支えられ、今では4つのクリニックと300名を超えるスタッフが属する医療法人となることができました。開業当時から時代も取り巻く環境も大きく変化していますが、今でも変わらず皆で共有し、目指し続けていることがあります。それは、「地域で本気の医療を提供する」ということです。
地域において、気軽に相談できる医療人がいることで体が元気になり、心が前向きに変わる場所を提供できたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。そして患者さんと長く付き合える関係性を築くことで、“点の医療”から“線の医療”を提供することができます。そんな地域の皆様の心身の健康を育む場所でありたいという想いで、西条の地に最初のクリニックを開業しました。

西条に最初に開業したクリニック

‘開業時の想い、医療機関としての責任’

開業前、整形外科医としての私の仕事はどうしても手術がメインで、病気の予防に関することや、手術後の体との付き合い方のこと、そして患者さんの心に向き合うことにあまり多くの時間を割いていませんでした。
そのことに気づいたとき、医療人として患者さんの気持ちを支え、日々の暮らしに寄り添う医療に挑戦してみたいと考えたのです。そして、開業するならば、「今までにない、外来診療を中心とした日本一の整形外科を目指そう」と決意したのでした。
それから幸いにも、たくさんの患者さんにご利用いただき、それにお応えするために施設と職員を増やしていきました。今では、4施設を合計すると月に約1万人以上の患者さんに利用いただいています。多くの地域の方々に利用いただけることは医療機関としての大きな誇りですが、一方で多様化するニーズに対して安定した医療を提供し続けることへの責任も同時に痛感しています。

‘大切にしたいのは、個々の自主性’

そのために非常に重要なことがクリニックの体制づくりであると考えています。安定した医療の提供のためには、チームで補い合う組織力が必要です。日々変化するニーズに対応するためには、各自が自主性をもって成長していく必要もあります。
このようにチーム力の向上と個人個人の成長ために、少しゆとりのある人員配置にすることや、各部門の幹部と部門の活動や目標に対するフィードバック面談を毎月行うなどといった取り組みには力をいれています。特に目標の考え方についてはボトムアップの視点を重要視していて、達成のプロセスは各自に任せるようにしています。個々の自主性こそが変化に対応し、安定した医療を提供できる組織の土台になると考えているからです。そういった意味で、個人のチャレンジを後押しする空気感や環境は少なからず整っているのではないかと自負しています。

‘のぞみはあなたの社会表現の舞台です’

私にとって仕事は「社会表現」だと言えます。開業時からデイケアに通い始めた利用者さんが今でも元気に来院くださる姿をみることも、職員が家庭を持ち家族が増えたという知らせをもらうことも、どちらも心から嬉しい瞬間です。自らの行動が社会のために少しでも力になっているという実感が私にとってのやりがいなのです。こういった医療機関における達成感を多くの職員と共有したいと考えています。
もちろん苦労もたくさんありますが、どんな時でも前向きに、真面目に楽しく力を合わせて乗り越えていける仲間が増えることを願っています。“のぞみ”という場所は地域のみなさまに喜ばれ、職員も自己実現できる、いわば舞台のような場所であると捉えてください。そういった舞台を探している方には、一度気軽に当会をのぞきに来て欲しいと思います。きっと良い出会いになると信じています。